合同会社GeneLeaf ソフトウェア開発 江田島市

合同会社GeneLeaf

ご自身の経験から、「ITを駆使して、世の中の理不尽を無くしていきたい」という想いで2020年12月に合同会社GeneLeafを設立。
今回は代表の安西翔平さんに創業の想いや今後の展望を伺いました。GeneLeafが目指す世の中とは。

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ご自身の経験から、「ITを駆使して、世の中の理不尽を無くしていきたい」という想いで2020年12月に合同会社GeneLeafを設立。
今回は代表の安西翔平さんに創業の想いや今後の展望を伺いました。GeneLeafが目指す世の中とは。

創業の想い

栗田:
早速ですが、まずはGeneLeafの由来を教えてください。

安西さん:
理不尽を無くしていきたいという想いから会社を設立しているので、想いをそのまま社名に表しています。理不尽(リフジン)をひっくり返すぞという想いから、理不尽をひっくり返してGeneLeaf(ジーンリーフ)と名付けました。

栗田:
理不尽を無くしていきたいと思われるようになったきっかけはどこだったんでしょうか?

安西さん:
私自身の経験が大きいです。私は田舎の出身で、家庭も経済的に決して恵まれていない環境で育ちました。ですが、勉強は元々得意だったので、中高一貫校へ進学することができました。しかし、そこは恵まれた環境で育ち、塾は行っていて当たり前。自分が今までしてきた苦労を到底知らないような友人が多く、子供ながらに周りとの格差をすごく感じたんです。生まれた環境、育つ環境でこんなに違うのかととても悔しかったことを覚えています。 この経験から、田舎と都会の格差や田舎に生まれたことによる情報や機会の格差を無くさなければいけないと想い、合同会社GeneLeafを設立するに至りました。

栗田:
理不尽や格差を無くしていきたいと思われるようになったのは、ご自身の経験が大きく影響しているのですね。

安西さん:
はい、正直あの時周りに助けてくれる人がおらず…。あの時の自分を助けたいという想いもあったりします。

栗田:
安西さんがITというところに興味を持たれたきっかけは何かあったんでしょうか?

安西さん:
はい、元々専攻はITではなく、農業大学で途上国の農村開発を学んでいました。それも格差を無くしたいという想いからそういったことを学んでいました。ですが、難民の問題にも関心を持つようになり、実際に現場を見に行こう!と思って、大学を中退してドイツに行きました。そこで難民にプログラミングを教えるボランティア団体と出会ったことをきっかけに、プログラミングを学ぶようになりました。プログラミングのスキルを身に着けて社会進出している人たちを実際に見て、これ良いなと思い、日本でもNPOを作って、同じような活動をしていました。難民だった方が、スキルを身に着けて、大手企業に就職して活躍していたりと、スキルさえ身に着ければ非生産者から生産者になれるんだというのを目の当たりにしました。それ以来、難民だけでなく、地方にいる若者に同じくプログラミングを無料で教えて、企業に紹介し、紹介した企業からお金をいただくということを続けています。

栗田:
スタートは自分から学ぼう!というよりは、スキルを身に着けて非生産者から生産者に変わるというシーンを目の当たりにして、これだ!と思われたんですね。

安西さん:
はい、その経験は大きかったです。

GeneLeaf代表 安西さん

江田島に移住した理由

栗田:
東京で創業し、企業ごと江田島に移住された理由はなんだったんでしょうか?

安西さん:
以前は、六本木の小さなマンションに住んでいたのですが、コロナ禍の間、小さな部屋で在宅勤務しているのが苦痛でした。段々と「どこか海のそばで暮らしたいな」という思いが膨らみました。江田島を選んだのは、「海のそばで暮らす」=「島」というイメージがあったことが大きいですね。私自身が数年前に広島に一人旅をして馴染みがあったこともあり瀬戸内海を念頭に置き、「広島」「海が見えるオフィス」というキーワードで検索。実際に来てみると、江田島のみなさんのやさしさと寛容さ。東京にはない人や土地の温かさに衝撃を受けました。そして地方の島で行うITビジネスのポテンシャルを感じ、移住を決めました。

※参考記事 https://www.hiroshima-hirobiro.jp/interview/details/002004/

江田島の景色

江田島オフィスでの仕事風景

今後の展望

栗田:
今後、GeneLeafではどういった事業を展開されていくんでしょうか?

安西さん:
生まれ育った場所や家庭環境や今までの生い立ちは関係なく、ITの力を活用して、世の中の理不尽を無くしていきたいと考えています。今は、地方創生や教育というカテゴリーの中で事業を組み立てていこうとしているところです。 今は江田島で、一次産業を中心に地元の産業を盛り上げられるようなことをやっています。例えば、トマト農家の伴走型支援。自社サイトの売り上げが低迷しているとのことでサイトの見直しを行ったり、オンラインで売れるようにするために、江田島ロマーノという新たなブランドの立ち上げも行い、通販用のギフトボックスも作成しました。今後、売り上げが安定してきたら、次はブランドページを立ち上げたり、デジタル広告などに挑戦していければと考えています。

農家さんの商品開発で作成した通販用ギフトボックス

他にもエンジニア学校として、島の若者にプログラミングを教えたり、23年10月からは、マツダ様と博報堂様、東広島市が合同で進める地域創生プロジェクト(※)にも参画することになっています。そのプロジェクトでは、地域の資源などを活用したデジタル教室を開く計画をしています。

(※)廃校となった小学校を改修して拠点とし、電気自動車(EV)などモビリティーやエネルギーの研究を進める。人口流出や社会インフラの脆弱化といった中山間地域の課題を解決し、持続可能な地域づくりを目指す。

※参考記事 https://www.nikkei.com/nkd/industry/article/?DisplayType=1&n_m_code=143&ng=DGXZQOCC266VU0W3A920C2000000

今後は、拠点を江田島から東広島にも広げていこうと考えています。江田島での事業も続けていきますが、教育事業にももっと力を入れていきたいです。全国に広めていけるようにオンラインの教育サービスの開発も考えていますし、オフラインの拠点も増やしていきたいです。教育を起点に全国にネットワークも作れたらと考えています。その土地にいる人財を育てながら、地元の仕事を地元の人がこなしていけるようになることが理想です。

栗田:
安西さんがこの仕事をやろう!と判断するポイントだったり大事にしているポイントはあったりされますか?

安西さん:
はい、その仕事の本質を見るようにしています。その仕事をすることで、地方の課題解決に繋がっているのかどうか。そこが大事にしているポイントです。

栗田:
現状、売り上げの割合が大きいのはどんな事業なんですか?

安西さん:
自分のクライアントワークや広告運用が、現状の売り上げとしては一番大きいです。ただ、1人だと売上を伸ばしていくにも、そろそろ限界が見えてくるところなので、新たな仲間を探しています。

求める人物像

栗田:
これからどんな仲間を増やしていきたいですか?

安西さん:
エンジニアやデザイナー、広告運用のスキルやご経験のある方に来ていただければもちろん嬉しいです。また、教育事業に力を入れていきたいと思っているので、教育サービスに携わっている方や興味のある方にも是非お会いしたいです。ですが、何よりも大切にしたいのが、「理不尽や格差を無くしていきたい」という私の想いに共感いただけるかどうかです。その想いさえあれば、全く経験がない学生のインターンが来てくれてもとても嬉しいです。 一般的な会社だと、どういった事業をしているのかや、今年はこういったことをやっていこうという計画が明確である場合が多いと思いますが、GeneLeafはまだまだ明確にこれというものはありません。ただ、「ITの力を駆使して、理不尽や格差をなくしていく」こと。ここは揺るがない想いです。それを解決していくために一緒に考えていただける仲間を増やしていきたいです。

栗田:
広島在住でないと難しいでしょうか?

安西さん:
もちろん広島在住の方は大歓迎ですが、全国からオンラインでも構いません。エンジニア経験のある方や広告運用のご経験がある方は、ぜひ一度面談でお話させていただきたいです。今後は、東広島市に拠点を広げていく予定なので、広島大学の学生さん、情報科学部の学生さんともたくさんお会いできたらと考えています。そしてご経験のない方でも「理不尽や格差をなくしていきたい」という想いに共感いただける方もお待ちしております。 私もXで発信していくので、この記事を読んでご興味をお持ちいただけたら是非直接DMいただけたらと思います。

問い合わせ先

合同会社GeneLeafでは広島県内・全国(リモート)で求人を募集しております。

ご興味をお持ちいただいた方は、Xの安西さんのアカウントより、直接DMをお送りいただけたらと思います!

会社HP:https://gene-leaf.co.jp/

お問い合わせ先:https://twitter.com/shoheianzai

アトモニメンバーからの一言

  • 栗田 康二のプロフィール画像

    栗田 康二

    株式会社アトモニ|代表取締役

    理不尽をなくすために続く挑戦

    「理不尽をなくす」ことを、大切な、ぶれない想いで創業をした安西さん。広島県下では、江田島市に続き、東広島市でも新しい挑戦をされます。テクノロジーやITの知識を持って、世の中の理不尽をなくしていく。淡々とお話をされる言葉のひとつひとつに、俺は絶対にやるんだ!といった覚悟を感じました。現在新しい仲間を探されており、開発職としてご経験がある方はもちろん今はまだスキルがない方も大歓迎のよう。創業想いに共感をした方はぜひお話されてみては?^^

  • 沖永 麻美のプロフィール画像

    沖永 麻美

    株式会社アトモニ|カスタマーサクセス

    「理不尽を無くしたい」そこに対する熱い想い

    安西さんは、ご自身の体験から「世の中の理不尽を無くしたい」という想いを持ってGeneLeafを設立されました。今回お話を伺う中で「理不尽を無くしたい」「情報格差を無くしたい」と何度も仰る場面があり、「世の中の理不尽を無くしたい」とどれだけ本気で熱く想っているのか、とても伝わるものがあり、印象的でした。また、安西さんの仕事に対するポリシーも魅力的だと感じました。そして今後どんな事業をしていくのかまだ明確ではない部分があるからこそ、安西さんと一緒に創っていくことができるという点はワクワクするポイントではないでしょうか。「世の中の理不尽を無くしたい」という想いに共感された方は、是非一度安西さんとお話いただき、安西さんの想いを直接感じていただきたいと思います!