ウォンテッドリー株式会社

「中高生から始めるアントレプレナーシップ教育」

ウォンテッドリーについて

栗田：
ウォンテッドリー様は現在広島県でどのような事業をされているのですか。

村岡様：
ウォンテッドリー株式会社は東京で2010年に設立したビジネスSNS「Wantedly」の開発や企画、運営を行う会社です。求職者と企業が「共感」でマッチングする採用サービスや、入社後の活躍を支援するエンゲージメントサービスなど、様々なサービスを展開しています。広島県ではPublic Affairs部門として行政機関との連携を通した採用相談などのto B業務、学校と連携した中高生・大学生に向けたアントレプレナーシップ教育などのto C業務どちらにも携わっています。学生に向けた教育活動は将来的な「Wantedly」の学生ユーザー獲得や、地方の企業様に向けた新卒採用領域のプレーヤーとしての認知獲得に繋がると考えております。イメージがないかもしれませんが、現在は教育と共に新卒採用領域にも力を入れ始めています。

アントレプレナーシップ教育とは
https://www.mext.go.jp/content/20210728-mxt_sanchi01-000017123_1.pdf

他社との違い

栗田：
確かにウォンテッドリーと聞いて新卒採用はあまりイメージとしてありませんでした。新卒採用事業はいわゆるリクナビやマイナビ中心に大手競合他社が多数存在していると思います。御社はそのような競合とはどのような戦い方をするのですか。

村岡様：
完全競合として戦うつもりはありません。

国の施策と連携した事業ができている点が他社と比較した際のウォンテッドリーの特徴です。国が行っている「アントレプレナーシップ教育推進」や「大学発スタートアップ創出支援」などの施策と連携しながらスタートアップマインドを持った学生を育てる、という点では他の人材系会社と比較しても潮流に乗ることができていると思っています。新卒採用領域における認知度を高めるための活動も行いながら、中高生へのキャリア教育など中長期的な視点で実績を1つ1つ作っている状況です。

栗田：
国策との連携で他社との特徴が出せながらも、とはいえビジネスとして成り立たせるためには目の前の数値も追いかける必要がある…行っていることと求められることの両立が大変そうですね。（笑）

お二方について

栗田：
それらの事業を、村岡様が2022年にジョインをされて約1年間行っておられる中で2023年8月から貴船様がジョインされました。お二人のご入社のきっかけと業務内容を教えていただけますか。

貴船様：
前職では広島のテレビ局で報道記者をしていました。その中で、自分の今後のキャリアについて考える機会があり、なりたい自分像を叶えるために転職を決意しました。ウォンテッドリーにジョインした理由には、小中高の教員免許も持っていて、いずれは教育に関連することにも携わりたいと考えていたことがあります。それから、自分が就活生の時に広島で長期インターンを探したもののほとんど見つけられず、地方におけるキャリア形成に課題を感じていたことも理由の一つです。現在ウォンテッドリーでは地方でのキャリア教育にも力を入れていることを知り、入社したいと強く思うようになりました。

現在は、中学校・高校や大学においてキャリアという文脈でお手伝いできることがあるかをヒアリングしご提案できるものについては実際に進めている段階です。ウォンテッドリーの資産と前職で形成した広島の横のつながりをうまく活用しながら少しずつ形にしています。

村岡様：
前職時代に広島県へ出向した際に持った地方愛や人材愛から、地方創生に全力でコミットしていきたいという思いがウォンテッドリー入社につながっています。

4年出向し、会社の経営課題を整理し最適な人材会社へ取り繋ぐという仕事をしていました。多くの企業とかかわる中で、広島県には魅力ある企業が多いですがノウハウ不足や採用に対する本気度の違いで採用の成功度が変わることがわかりました。また、そのような企業を持続的な観点で捉えた際に会社のパーパスに共感している人材が採用課題の解決につながると分かったことから、現在は広島県での事業参画や企業に対する共感採用の思想を広めている状況です。

広島で働く意義

栗田：
ありがとうございます。現在、お二人が働かれている広島について、そもそも東京発のスタートアップ企業が地方展開する中でなぜ広島に拠点を置くことになったのでしょうか。

村岡様：
事業戦略上、非首都圏への拡大に向けたモデルケース作りは課題でした。その際、福岡のように既にスタートアップシティとして認知されているような地域ではないところで成功事例を作ることが重要と考えました。また、地方での取り組みを検討していく中で広島県庁とのつながりが生まれ、イベント実施等の際も強力なサポートをいただいたことなど、様々な理由のもとで広島拠点進出につながったのかなと思います。当時、私は広島県庁側としてウォンテッドリーのイベントで登壇したり運営協力をしたりしていて、今やチームリーダーを務めているので、本当にご縁だなと思います。

そして、今は完全に広島からスタートしてよかったなと思っています。ほかの県民性というのもわからないのですが、広島の人って一旦仲間だと思ってもらえるととても応援してくれる土壌があると感じます。

東京と比較して地方はスピード感に差があるとよく言われますが、地方では市場が小さいことなどから東京で行ったことが地方で成功するとは限りません。だからこそ広島で成功すれば、日本全体に波及すると考えており、敢えてハードモードで戦っています。現在は、東京に加えて広島という舞台からも「働く人のすべてのインフラになる」ことを目指し全国に広めるためにハードに挑戦をしています。

広島での事業ご紹介

https://www.cnbc.or.jp/news/001/9674.html
https://www.wantedly.com/companies/wantedly/post_articles/493496

ウォンテッドリー様の現状

栗田：
中長期的な視点で事業を行い将来的に必要な人材の育成を行うこと、重要性が高いと思います。ただ実際、「Wantedly」をご活用している企業様にとっては今いい人が欲しいなどの目下の採用課題に対してのニーズも高いと思うのですが、お二人がされている動きは教育から採用をつなげた国・自治体の社会課題に対して「Wantedly」を通じて中長期的な価値を発揮することがメインのように感じます。そこで企業様との意識にギャップを感じたりする部分はあるのですか。

村岡様：
確かにあるかもしれないですね。今ある採用課題の場合、短期的に解決できそうな人材ニーズであるものは、「Wantedly」以外のサービスを推奨することもあります。ただ、地方企業は即効性をもって採用課題を解決することは難しいことが大半です。今のステップとしては「Wantedly」を利用した新卒採用に力を入れ、ユーザー数を増やすことも1つの目標です。そのために現在行政機関や大学と連携し行っている教育事業やイベントを通じて企業と学生の接点を多く作ることなどができるとウォンテッドリーの満足度の向上により効果的な新卒採用や継続的な利用、そこから適切なマッチングにつながるのかなと思います。

ご入社の所感について

栗田：
ありがとうございます。最後にウォンテッドリーに興味を持たれている求職者の方々へ向けて村岡様と貴船様がご入社された所感をお聞きしたいと思います。

貴船様：
前職と比較すると、社長や社員の方の年齢がお若いこともあって、フラットな文化であること。また意思決定が早く、目的がブレていなければ裁量も持ち柔軟に動けるという意味で自由度が高いのが特徴的です。私がある学校にアプローチしたい旨を相談すると、ゴールがずれていなければすぐにGOが出て村岡さんも同行してくださいます。また、過去培った関係が完全に切れず、前職におけるつながりを存分に引き継いで生かせるというのには驚きました。

村岡様：
他の人材サービスとは違う共感採用というアプローチをもつウォンテッドリーの事業に共感し、広島県や大学が全面的に応援してくれているのが印象的です。民間企業が単独で人材ソリューションを提供しようとしても難しいため、今後はこの応援をもとに企業様や求職者様に広く共感採用の思想を浸透・醸成していきたいです。

村岡様のご入社への想いについてはこちらhttps://www.wantedly.com/companies/wantedly/post_articles/433005

栗田：
では採用情報について教えてください。

村岡様：
現在は広島県での求人募集は行っておりません。首都圏では以下の職種で募集しております。将来的には広島県でインターン生を募集したいと思っていますが、社内の調整次第ですね（笑）

栗田：
本日はどうもありがとうございました！

求人情報

ウォンテッドリー株式会社は現在広島県内で求人は募集しておりません。
首都圏では広くポジションを募集しております。

ご興味を持たれた方は以下のリンクよりご応募ください！
https://www.wantedly.com/companies/wantedly/projects